北上市と八幡平市の一部で提供する学校給食の栄養量が、国の定める摂取基準に達していないことが9日、両市への取材で分かった。両市教委によると、北上市は食物繊維など6項目が充足率100%に満たず、八幡平市は鉄分やカルシウムが同80%前後にとどまる。背景には食料の高騰があり、北上市教委は給食費の値上げも検討する。

 北上市の2017年度栄養出納によると、市内の中学校2642食の国の基準値に対する充足率が100%に満たなかったのは▽カルシウム90%▽マグネシウム85%▽鉄92%▽ビタミンA98%▽ビタミンC93%▽食物繊維89%―の6項目。

 同市教委によると、主食の米やパン、牛乳の購入価格が年々上昇。肉や海産物も直近5年間で約15%、調味料や冷凍野菜の価格も約7%上がった。近年は台風や天候不順の影響で野菜の値段が高騰した。