スペインカヌー連盟の幹部は31日、2020年東京五輪のカヌースラローム競技の事前キャンプ地に名乗りを上げている奥州市の奥州いさわカヌー競技場を視察した。安定した水量を評価し「可能性は70%以上」と述べた。来年10月に再度視察し、キャンプ地とするか判断する。

 同連盟のエカイツ・サイエス強化部長ら4人と、日本カヌー連盟の成田昌憲(しょうけん)会長が訪問。08年の北京五輪に出場したヘッドコーチのジラーモ・ディアス・カネドさんがカヌーをこぎ、コースを体感した。同市の地域おこし協力隊で競技者の藤野浩太さん(29)が競技場の特徴を説明した。

 サイエス強化部長は「現時点の候補地は奥州市のみ。期待に十分応えてくれる競技場だ」、ディアス・カネドさんは「非常に楽しいコースで五輪に向けた練習にも対応できる」と評価した。スペインは五輪メダリストを多く輩出するカヌーの強豪国。来年10月には代表クラスが同競技場を訪れる。