半導体製造装置向け特殊バルブの開発・製造などを手掛けるフジキン(大阪市、資本金62億円)の小川洋史代表取締役兼最高経営責任者(CEO)は31日、今回増設した奥州市江刺岩谷堂の東北工場(田中林明(しげあき)工場長)に関し、新棟建設や再増設など将来的な生産設備増強に意欲を示した。

 同日、東北工場の増設開所式が行われ、小川氏は記者団に対し「新棟などについてこれから設計に入り、いつでも建設に着手できるよう準備する」と語った。1・29ヘクタールの敷地内にある駐車場を活用した新棟建設、既存工場の拡張などを検討している。規模や時期には言及しなかった。

 東北工場は工業団地・江刺フロンティアパークにあり、半導体製造装置用のガスシステムを組み立てている。同団地内に関連会社が立地する東京エレクトロン(TEL、東京都)は主要取引先の一つで、県内ではTEL関係企業の集積が進んでいる。半導体需要の高まりを念頭に、小川氏は「先々を考えて生産、サービス体制を整えなければならない」と強調した。