東北農政局は31日、本県の2018年産米の検査結果(9月末現在、速報値)を発表し、高値で売買される1等米比率は99・3%と全国1位、本県の過去10年で最高値だった。県全体の作況指数(10月15日現在、平年作=100)は101の「平年並み」とし、9月段階の「やや良」から一段階下げた。夏場以降の低温や断続的な降雨、日照不足で減収も心配されたが、影響は限定的だ。今季は生産調整(減反)廃止元年。全国で販売競争が激化しており、米どころ岩手に弾みがつきそうだ。

 同農政局や県によると、1等米比率は99・3%と昨年同期比5・9ポイント上昇した。カメムシ被害などによる2等米は0・7%、3等は0・1%だった。昨秋デビューした県最高級のオリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」は1等米比率100%で、「銀河のしずく」も99・9%と高かった。

 今回の検査量は7794トン(前年同期比184・3%増)で、全体の検査量の5%ほど。検査はこれから本格化し来年秋ごろまで続くが、県は1等米比率が極端に下ぶれすることはないとみており、新米商戦で大きな強みとなりそうだ。