県と県立大は、国際リニアコライダー(ILC)を映像で紹介する仮想現実(VR)システムを改良し、6日に盛岡市北飯岡の岩手ILC連携室オープンラボで一般公開した。東北誘致を目指すILCの具体像をイメージしやすくし、県民理解を深める。

 VRシステムは県と県立大ソフトウェア情報学部ヒューマンインタフェース学講座の学生が開発に取り組んでおり、建設候補地の北上山地(北上高地)や地下の加速器トンネルなどを専用のゴーグルで立体的に体感できる。今回は映像を追加し、幼児や小学生の目線に合わせて調節するなどの改良を施した。

 来場した佐藤美来(みく)さん(花巻・桜台小2年)は「すぐ目の前にいろいろな物が見えた」と楽しみ、母あすかさん(40)は「言葉の説明より、ILCを身近に感じられた。もっと計画を知りたくなった」と関心を高めていた。今後、同ラボのほか各種イベントなどで活用する。植野歩未(あゆみ)・県ILC推進課長は「視覚的、直感的に計画を学べる。より大勢にILCを知ってほしい」と呼び掛ける。