5日午前8時58分ごろ、震度5弱の地震を観測した北海道厚真町本郷で暮らす中原久美子さん(64)=奥州市前沢出身=は「最近は大きな余震がなかっただけに、大きな揺れで恐怖がよみがえった」と衝撃を語る。揺れは1分間ほど続き、すぐに知り合いの安否確認を進めた。

 大きな被害は出ていないが、周囲の人々は緊張感を高めている。「また大きな余震が来るかもしれないし、接近中の台風25号もどうなるか分からない」と警戒を強める。

 震度4を観測した安平(あびら)町に連絡員(リエゾン)として派遣されている県総合防災室の山崎忠主任主査(50)は「これまでは縦揺れの余震が多かったが、今回は長く横に揺れた」と振り返る。

 地震は安平町役場にいた時に発生。気象庁の緊急地震速報が鳴り響き一時現場に緊張が走ったが、すぐに被害や大きな混乱がないことが確認された。

 安平町には県職員10人が派遣され、避難所運営などに当たっている。山崎さんは「避難所には家に戻れない方たち93人が避難している。地震から1カ月がたち落ち着いてきてはいるが、現地で情報収集し必要な支援につなげたい」と気を引き締める。