大船渡市立根(たっこん)町の大船渡東高(川村俊彦校長、生徒366人)の創立10周年記念式典は6日、同市盛町のリアスホールで行われる。気仙地域で実業分野の学びを深める高校として定着。節目を記念してルーツの高校の「大先輩」から校歌を飾る額も贈られた。生徒は地域の期待と伝統をかみしめ、未来を開く意欲を高めている。

 2008年に大船渡農高、大船渡工高、高田高商業科、広田水産高家庭科が統合し、総合的専門高校として誕生。農芸科学、機械、電気電子、情報処理、食物文化の5学科がある。

 大船渡東高は11年の東日本大震災の津波による被害は免れたが、自宅が被災した生徒も多い。傷ついた地域を励ましたのは同校の太鼓部。全国大会で活躍し、地元の催事も盛り上げてきた。

 記念式典でも演奏を披露する千田南瑠(なる)部長(3年)は「大船渡農時代からの伝統がある太鼓。感謝の気持ちを込めながら全力で演奏したい」と気合を入れる。