国際リニアコライダー(ILC)の誘致実現を見据えた一関市の姿を考えるセミナーは30日、同市赤荻の一関二高(中崎ゆかり校長、生徒644人)で開かれた。生徒はILCの意義を学び、外国人研究者が暮らしやすいまちづくりを考えた。

 市などが主催し、1年生200人が参加。県国際室主事の和山アマンダさん(31)が、ILC誘致で多くの外国人研究者が居住する展望を示し「市民も日常の中でILCと大きく関わることになる」と解説した。

 生徒たちはグループに分かれ、10年後の一関市に必要なものを話し合った。娯楽施設の建設や多言語の案内板といった意見のほか、「人口減少を抑制するためにも、若者が定住できるような仕事の確保が必要」との地域課題を捉えた意見も出された。

 高橋怜音さんは「ILCのことがよく分かった。未来の暮らしにつながる部分も多いのでこれからも勉強していきたい」と理解を深めた。