半導体製造装置やロケット向け特殊バルブの開発・製造などを手掛けるフジキン(大阪市、資本金62億円、野島新也社長)は奥州市江刺の東北工場(田中林明工場長)を増設する。半導体需要が旺盛で、県内で関連企業の集積が進んでいる状況を踏まえ、ガスシステムの製造体制を強化する。将来的に100人程度の新規雇用を見込む。

 増設部分は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約710平方メートル。1階でガスシステムを作り、2階は設計を含む技術分野の充実を図る。31日に現地で増設開所式を行い、本格的な稼働に入る。今後の事業拡大に併せて雇用を増やしていく方針。

 東北工場は2004年に分譲・賃貸を開始した奥州市江刺岩谷堂の工業団地・江刺フロンティアパークの進出第1号として05年に操業開始。半導体製造装置用のガスシステムを製造し、07年にも工場を増設している。敷地面積1・29ヘクタールで、従業員約170人。17年度の年間出荷額は34億円。