岩手労働局(永田有(たもつ)局長)は30日、来年3月卒業予定の高校生の就職内定状況(9月末現在)を公表し、県内就職内定率は前年度同期を3・7ポイント上回る68・0%と、1996年度の調査開始以来最高となった。県南部への企業進出や人手不足に伴う求人増を反映し、内定先の割合は県内が66・1%(前年度同期比4・6ポイント増)と過去10年で最高。関係機関は県内定着傾向の高まりを歓迎する。

 就職希望者数は2946人(同0・2%減)で、このうち県内希望者は1985人(同3・9%増)。内定者は全体で2040人(同2・1%増)で、うち県内が1349人(同9・9%増)。県内外合計の内定率は69・2%(同1・5ポイント増)だった。

 県内の求人数は6217人(同15・3%増)と大幅に増え、求人倍率は過去最高の3・13倍(同0・31ポイント増)。半導体製造大手東芝メモリの新工場建設、関連企業進出が進む北上市を含む北上公共職業安定所管内は4・23倍(同1・65ポイント増)と特に高い。

 同労働局は、県内内定率、内定先の県内割合上昇について、求人増を主要因に、学校と企業の意見交換会や県内企業を知ってもらう取り組みなどが奏功し、県外流出に一定の歯止めをかけたと分析する。