【東京支社】超党派のリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟のメンバーは29日、ドイツ連邦議会のステファン・カウフマン議員と意見交換した。国際リニアコライダー(ILC)計画の欧州側の調整役を担うカウフマン氏は「日本政府が年内に前向きな姿勢を示せば、欧州の研究者、ドイツ政府は好意的にサポートするのではないか」と語った。

 同議連の鈴木俊一副会長(衆院岩手2区)、塩谷立幹事長らが国会内で、カウフマン氏とドイツ電子シンクロトロン(DESY)のヨアヒム・ムニック所長、フランスのサクレー研究所(Saclay)のマキシム・ティトフ氏と懇談した。

 カウフマン氏は「ドイツ、フランスでもILCへの関心が高い。日独仏の3国を軸に計画を推進できればいいと思う」と答えた。財政面の協力に関しては「実現すれば運用段階で各国からさまざまなパートナーが得られ、財政的なサポートもあると思う。ただ誘致国にはある程度のリスクが残ることも否定できない」と述べた。

 鈴木氏は「東北はプロジェクトの受け入れ準備を綿密に進めている」と強調した。

 カウフマン氏らは30日、本県を訪問し、ILCの建設候補地を視察して達増知事らと意見交換する。