長い間「男性社会」が続いてきた遠野市議会で、ついに女性が参画する。28日投開票が行われた市議選(定数18)で、自営業の佐々木恵美子氏(50)=青笹町=が1954年の市制施行以来、初となる女性の当選を果たした。県内外の女性活躍ムードが地縁や農村の価値観の色濃い選挙風土に変化をもたらした形で、地元女性の間では「市政に声が届く」と期待感が高まっている。

 市役所で29日、当選証書付与式が行われ、佐々木氏は取材に対し「子育てなど新たな目線を入れ、地域に寄り添いたい」と抱負を述べた。

 これまで遠野市では旧市が町村合併で発足時、女性村議が特例で選挙を経ずに市議を短期間務めたのみ。1971年に立候補者はあったが落選し、女性の当選者はなかった。