半導体製造大手の東芝メモリ(東京都、成毛康雄社長)が北上市で進めている半導体記憶装置フラッシュメモリー製造棟建設に伴い、装置立ち上げや管理保全などの関連企業の進出が活発化している。県や市などによると、既に5社(雇用規模計500~600人)が立地を決め、現地子会社東芝メモリ岩手は生産拡大が進めば20~30社になると見込む。製造棟は2019年秋完成、20年春量産開始予定で、進出の動きはさらに加速しそうだ。

 半導体製造向けの特殊ガス販売、設備保全などを手掛けるジャパンマテリアル(三重県菰野(こもの)町、田中久男社長)は同市内でガス配管関係の加工場を備える3階建て、建築面積約2460平方メートルの北上事業所建設を進め、来年2月完成を予定する。

 今月15日には同市内の別の場所に管理部門が入る北上事務所を開設。同社企画課の小池慎一課長は「東芝メモリの製造棟建設から操業後までトータルでのサポート態勢構築を予定通り進めたい」と力を込める。

 半導体製造装置の世界大手、東京エレクトロン(東京)傘下の東京エレクトロンFEは来年1月、北上市本通りのツインモールプラザ東館に技術者中心の事業所を開設し、東芝メモリ北上新工場の装置調整などに対応する。