第71回岩手日報文化賞・体育賞は、文化賞社会部門1人、学芸部門1団体、同部門奨励賞1団体、産業部門1人に決定しました。体育賞は3人1団体、全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」を記念し2016年に設けた「体育賞・希望」は1人に贈ります。贈呈式は11月3日、盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで行います。同文化賞・体育賞は1948年に制定。選考委員会(委員長・東根千万億(あずまね・ちまお)社長)で審査し社会、学術文化、産業経済、体育の各分野で顕著な業績を上げた個人または団体を顕彰するものです。

【社会部門】 佐々木 格さん(大槌町、「風の電話」を開設し被災者とその家族に寄り添う)

 文化賞社会部門は、佐々木格(いたる)さん(大槌町)に贈ります。自宅庭園に設置した「風の電話」が東日本大震災後、遺族らが故人に語りかける場となっています。園内に児童書などを集めた「森の図書館」も開設、音楽祭も開き被災地の心の復興を支えています。

学芸部門】 るんびにい美術館(花巻市、障害者の表現活動を支援)

 学芸部門は、るんびにい美術館=花巻市、社会福祉法人光林(こうりん)会(三井(みい)信義理事長)運営=が選ばれました。2007年に県内で初めて障害者の表現活動の拠点・発表の場として開設されて以来、障害と芸術の境界を取り払う創作に取り組んでいます。

【奨励賞】 花巻農高鹿踊り部(全国高校総合文化祭郷土芸能部門最優秀賞)

 同部門奨励賞は、8月に長野県で開かれた第42回全国高校総合文化祭郷土芸能部門で最優秀賞に輝いた花巻農業高鹿踊(ししおど)り部に贈られます。

【産業部門】 加賀谷輝雄さん(盛岡市、カガヤ代表取締役会長)

 産業部門は、盛岡市のカガヤ代表取締役会長の加賀谷輝雄(かがやてるお)さんです。建築鉄骨工事業の2代目として資材・用途別に工場を整備。質と大量安定出荷を両立し日本を代表する建築物の屋台骨を支える企業に育てました。被災地支援や児童福祉にも貢献しています。

体育賞3人1団体、「希望」は1人に贈呈へ

 【体育賞】

 高橋乃綾(のあ)選手(どんぐり北広島、奥州・南都田中-北海道・札幌龍谷学園高)ジャカルタ・アジア大会ソフトテニス女子シングルス初優勝

 不来方高カヌー少年女子スプリント・カヤックペア200メートルチーム=稲垣千夏選手、佐々木伶奈選手(ともに3年)福井しあわせ元気国体2018初優勝

 小野寺みずき選手(盛岡白百合学園高3年)同国体アーチェリー少年女子個人初優勝

 佐藤征平選手(国士舘クラブ、高田高-国士舘大)同国体陸上成年男子砲丸投げ初優勝

 【体育賞・希望】

 高山和也選手(雫石中3年)U-21デフバスケットボール世界選手権準優勝

岩手日報社