【長野県で報道部・及川純一】第71回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)は27日、長野市のホクト文化ホールで高校部門を行い、Bグループ(33人以上、出場19団体)で不来方音楽部(藤原叶(かの)部長、部員56人)と盛岡四音楽部(鈴木聖流(せいる)部長、部員49人)が金賞(受賞7団体)に輝いた。不来方は11年連続19度目、盛岡四は初で、県勢の金賞ダブル受賞は初めて。

 不来方は従来のAグループ(8~32人)から、混声としては初となるBグループに出場。ドイツの近代作曲家ヒンデミットの「ミサ」から「グローリア」を披露。ナチスの迫害を受けたヒンデミットの世界平和への荘厳な祈りを精緻に表現した。

 盛岡四はフランスのプーランクの「7つのシャンソン」から4曲を演奏。独特の和音が重なり合う難曲を、強弱や抑揚をしっかりとつけて歌いきった。

 4年連続での最高賞の文部科学大臣賞を目指し東北1位通過で臨んだ不来方と、県大会では不来方を抑え1位に輝いた盛岡四。4曲ある課題曲はともに、イギリスでカトリックの信仰を貫いたバード作曲の「神の子羊」を選び、約2千席の客席へ研ぎ澄まされた歌声を届けた。