【東京支社】本県期待の俊英が、若手演奏家の登竜門とも言われる審査の場で最高の栄誉に輝いた。27日に東京都で開かれた第87回日本音楽コンクールピアノ部門本選で、釜石市出身の桐朋学園大ソリスト・ディプロマコース小井土(こいど)文哉さん(22)=東京都=が1位を獲得。本県出身者としては佐藤彦大(ひろお)さん(30)=同=以来となる快挙に、関係者から喜びの声が上がった。

 本選の曲は「本当に大好き」というラベルのピアノ協奏曲ト長調。梅田俊明さん指揮の東京フィルハーモニー交響楽団とともに終楽章を鮮やかに駆け抜けると腕を突き上げた。

 審査結果がホワイエ(ホール)に張り出され、関係者らから祝福された小井土さんは「(入賞を逃した昨年の結果を受け)自分を見直した。結果が出てうれしい。これに満足せず、もっと精進していく」と決意を新たにした。