国際リニアコライダー(ILC)計画の欧州側の調整役を担うドイツ連邦議会のステファン・カウフマン議員は30日に本県を訪問する。建設候補地を視察して達増知事らと意見交換し、準備状況などを確認する。

 カウフマン氏と、国際将来加速器委員会(ICFA)の元委員長でドイツ電子シンクロトロン(DESY)のヨアヒム・ムニック所長、フランスのサクレー研究所(Saclay)のマキシム・ティトフ氏の3人が訪問。

 一関市内で達増知事や県ILC推進協議会の谷村邦久会長、鈴木厚人県立大学長らと意見交換し誘致に向けた地元の取り組みなどの説明を受け、同市大東町の建設候補地を視察する。

 カウフマン氏は日本の国会議員連盟が1月に訪欧した際の協議に参加し、ILC実現に向けた欧州側の調整役を担う。県によると、今回はアジア各国の訪問に併せて来日し、本人が候補地視察を強く希望した。

 ILCは政府の誘致判断が大詰めを迎えている。財源などが課題とされる中、国際的な協力態勢構築の進展が注目される。