岩泉町の岩泉中(千田浩身校長、生徒104人)は27日、同校の文化祭で、全校創作劇「湧窟(わっくつ)の果てに」を上演する。昭和初期に湧窟と呼ばれた龍泉洞を題材に、本格的な探検の始まりや観光地となるまでの先人の思いを表現する。2016年8月の台風10号豪雨災害のエピソードも盛り込み、地域の誇りを後世に引き継ぐ。

 創作劇は湧窟探検のために組織された愛泉(あいせん)会の発起人佐々木徳三郎を中心にした史実に基づいた物語。3年生が住民に取材した内容や、関連資料を基に前原拓教諭(50)が脚本を手掛け、福岡周教諭(39)が演出する。

 湧窟探検に乗り出し、自然の偉大さを実感する場面や、先人の鍾乳石保存への思い、台風災害から営業を再開した龍泉洞事務所関係者の未来に残していく決意を表現する。