第71回全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟など主催)の高校部門は27日、長野市で開かれ、本県からは不来方と盛岡四がともに部員全員でBグループ(33人以上)に出場する。東北1位通過で4連覇を目指す不来方は12年連続25度目の出場で、今回初めてBグループに挑戦。県大会1位で5年連続5度目(混声としては2年連続3度目)の盛岡四も上位をうかがう。部内選抜を行わず、全員で挑む選択がどんな結果につながるか。両校ともハイレベルな演奏が期待される。

 不来方音楽部(藤原叶(かの)部長、部員56人)はこれまでAグループ(32人以下)に出場し、最高賞の文部科学大臣賞を3年連続7度受賞。例年は大会前にメンバーを選抜していたが、部員同士で話し合いを重ね、全員でBグループへの挑戦を決めた。

 自由曲はドイツの作曲家ヒンデミットのミサ曲「グローリア」を披露。神の栄光をたたえる一方で、ユダヤ人の排斥運動への怒りや悲しみ、世界平和への祈りを込めたさまざまな表情を持つ楽曲を研ぎ澄まされた歌声で表現する。

一音一音確認しながら調整する盛岡四音楽部

 盛岡四音楽部(鈴木聖流部長、部員49人)もBグループに出場。東北大会は3位通過だったが、県大会では不来方を抑えて1位に輝き、全国トップレベルの演奏に肩を並べる存在になった。

 自由曲はフランスのプーランクの「7つのシャンソン」から4曲を演奏。東北大会後は基本に立ち返り、正確な和音や発音づくりに力を入れるとともに、楽曲の持ち味を生かし、「堂々と自由に」をモットーに歌声を磨いてきた。

 28日の中学部門には矢巾北が出場する。