山田町は24日、民間企業と連携し、町内の特産品や観光資源を全国に売り込む地域商社「やまだプライド」を11月初旬に設立する方針を明らかにした。資本金500万円で、自治体のコンテンツ開発や販路構築などを手掛けるインサイト(札幌市、浅井一社長)が全額出資。外部資本を活用し、販路拡大や体験型観光の振興に取り組み、地域産業の活性化を図っていく。

 株式会社となる商社の主な業務は▽町内商品を販売する特設サイトの設立・運営▽カタログを利用した企業や個人への販促▽体験型観光の発信▽新たな観光商材の開発、販売-など。サイトを通した販売手数料、商品の取扱手数料が主な収入源となる。

 本社は同町に置き、設立当初はインサイト社の社員を非常勤で数人配置。社長は浅井社長が兼務する。

 町は17年度から事前調査や計画策定をコンサルティング会社のヴィジョンクエスト(東京都、小川恵介CEO)に委託し、事業を進めてきた。委託料は17年度2020万円で、本年度3800万円。同社も地域商社に役員として参加する。

 町は当面、出資は行わず、地域商社内に設置する経営委員会に加わり経営を管理する。事業が安定するとみられる20年度をめどに、地域事業者からの出資も計画し、商社が得たノウハウを学びながら、町内事業者による運営を目指す。