盛岡市青山の厨川中(佐藤精晋(きよし)校長、生徒637人)の2年生187人は23日、宮古市の事業所などで取材した。同校は震災以降、同市を訪れ学習してきたが、事業主らから当時の話を聞くのは初めて。生徒は震災時の様子や再建までの苦労などをメモを取り、被災地の現状を学んだ。

 各班に分かれ市内の24事業所などを訪問。同市鍬ケ崎下町の舘洞ふとん店(舘洞毅謙(たけのり)店主)では「震災で変わったことや学んだことは」「海はどんな存在か」などと質問した。

 舘洞店主(57)は「津波前は家が密集していたが、今は人や店が減り空き地が多く寂しい。海に密着した生活を送っていたので津波で人が亡くなったが憎いということはない」と語った。

 24日は田老地区で防潮堤や震災遺構のたろう観光ホテルを視察し、学ぶ防災ガイドから震災の様子を聞く。今後、学校で学んだことをまとめ、班新聞の製作に取り組む。