駅弁の製造、販売などを手掛ける一関市上大槻街(こうじ)の斎藤松月堂(斎藤賢社長)は、30日から1カ月間、フランス国鉄のパリ・リヨン駅で、シャロレー牛など同国産の食材を使った駅弁を販売する。同社が海外で弁当を販売するのは初めて。全国4社の老舗弁当店と一緒に売り込む。斎藤社長(42)は「日本の駅弁文化の魅力を発信したい」と意気込んでいる。

 JR東日本と日本レストランエンタプライズ(NRE)の企画に参加。斎藤松月堂が販売するのは「シャロレー牛あぶり焼き弁当」。しょうゆベースのたれに漬け込んだ牛肉を焼き、風味豊かに仕上げた。同国産のパプリカやアスパラガスを使用。米食文化になじみがない現地の人に食べてもらえるよう、国産米は少し濃く味付けした。

 現地で製造、販売を担当する同社の熊谷昭宏弁当部部長(49)は「駅弁を知った外国人が日本を訪れた時に、『懐かしい』と駅弁に手を伸ばしてくれるといい」と力を込める。