日増しに日没が早まり、県警などは夕暮れ時の高齢歩行者の交通事故防止を呼び掛けている。過去5年間の10~12月の死亡事故は計42件で、うち約7割に当たる28件が午後4~6時台に発生。高齢者の交通事故防止県民運動を31日まで行い交通ルール順守を訴える。

 事故はこの時期の薄暮時間帯(日没前後1時間)に当たる午後5時台に15件(35・7%)と突出し、他の時間帯の2倍超。同4~6時台では28件(66・7%)。事故状況別では道路横断中が36件(85・7%)に上った。被害者は大半が反射材を身に着けていなかった。

 9日夕方には陸前高田市の国道で、横断中の同市の女性(76)が乗用車にはねられて死亡した。

 17~31日の同県民運動では、県警や交通安全団体が注意喚起。20日には盛岡交通安全協会乙部地区分会(重石清明会長)の会員ら約20人が啓発運動を行い、約30世帯を訪問してクリップライトや反射材を配ったほか、国道396号沿いでのぼりや手旗を持ち、前照灯の早め点灯を促した。