プロ野球西武の居郷肇球団社長は21日、米大リーグ挑戦の意向を持っている菊池雄星投手(27)=花巻東高=から今オフにポスティングシステムを利用したいとの申し入れがあれば容認すると発表した。球団の大リーグ移籍容認の方針を受け、菊池投手は岩手日報社の取材に対し「まだ球団から直接話を聞いていないので正直答えられない」とした上で「メジャー挑戦は昔からの夢。僕としては行きたい思いがある」と前向きに受け止めた。

 菊池投手は「球団から言われない限り、本当に(ポスティングシステムで)出してもらえるのか不安もある」と語り、自身の発言で周囲に迷惑がかかることを懸念。「(プロ入りから)9年間、球団に育ててもらった。監督やチームメート、スタッフには感謝の気持ちしかない」と述べた。

 西武は同日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第5戦でソフトバンクに敗れ、日本シリーズ進出を逃した。菊池投手は第1戦に先発したが5回6失点で敗戦投手になった。「日本一になれなかったショックが大きい。自分も打たれたし、本当に悔しい。いい形でシーズンを終えたかった」と複雑な心境を吐露した。