県生協連(飯塚明彦会長理事)は19日、22日から当面の灯油配達価格を1リットル税込み103円(電話注文は104円)に決めた。昨シーズンの当初設定価格に比べ32円高く、100円突破は14年当初以来。原油市場の情勢次第ではさらに値上がりする可能性もある。ガソリン価格の上昇と併せ、今冬は家計負担が増しそうだ。

 盛岡市内で第2回灯油委員会を開いた。県生協連などによると、米国の対イラン制裁など中東情勢不安による影響のほか、石油輸出国機構(OPEC)加盟、と非加盟の産油国が9月下旬の会議で増産を見送り、原油高騰が続いている。

 例年は第1回の委員会でシーズン当初価格を設けるが、今年は原油価格が見通せず9月下旬の第1回で見送った。その後も国際的な原油価格は上昇し、19日の第2回で直前より8円増の103円に設定した。18リットル換算だと1854円で、昨シーズン当初(9月21日~11月末)に比べ45・1%、576円高い。

 県生協連によると、平均的な1世帯当たりの生協灯油のひと冬の使用量は千リットル程度。金額ベースで、昨シーズンは8万306円だった。原油価格のほか天候にも左右されるが、今シーズンは10万円を突破する恐れもある。