盛岡市渋民の石川啄木記念館(森義真館長)は、企画展啄木第一号歌碑建立物語~無名青年たちの奮闘」を開いている。啄木の魂を故郷に」と渋民村に全国初の啄木歌碑を建立し、現在まで守り継いできた人々に焦点を当て、その意義を伝える。

 現在同館近くの渋民公園にある歌碑は、啄木没後10年の1922(大正11)年建立。「やはらかに柳あをめる 北上の岸邊目に見ゆ 泣けとごとくに」の歌が刻まれ、全国180基超の啄木歌碑第一号として知られる。

 建立への道筋は、啄木作品を高く評価していた作家江馬修(なかし)が20(同9)年、「岩手に啄木の歌碑を建てては」と発案したことから始まった。翌21(同10)年に東京、続いて盛岡に啄木会」が結成され、運動は一気に加速。宮沢賢治や深沢省三さんらも名を連ねた。

 来年1月20日まで。午前9時から午後5時(入館は午後4時半まで)。月曜休館。入館料一般300円、高校生200円、小中学生100円。

 21日午後1時半から、渋民公民館で「啄木歌碑建立の背景」と題し佐々木さんが講演する。問い合わせは同館(019・683・2315)へ。