東経連フォーラムイン岩手(東北経済連合会主催)は16日、盛岡市のホテルで開かれた。経済界の約150人が国際リニアコライダー(ILC)誘致へ活動強化を確認し、復興完遂に向けた取り組みを共有した。

 東経連の海輪誠会長はあいさつで▽ILC誘致の取り組み強化▽東京五輪で復興する東北の姿を発信▽東北大に整備する次世代放射光施設を軸とした研究・産業拠点づくり▽インバウンド(訪日外国人客)対応やクルーズ船誘致-などの推進を呼び掛けた。

 東経連岩手地域懇談会委員長を務める県商工会議所連合会の谷村邦久会長は「最大の課題は復興の完遂であり、柔軟かつ十分な支援を国に求める。ILC誘致は正念場を迎え、実現には全国へと運動を広げることが重要だ」と訴えた。

 東北ILC推進協議会の東北ILC準備室長の鈴木厚人県立大学長は「来月中旬ぐらいまでに、日本政府が政府間交渉を開始するというところまで踏み出していけないか」と進展を期待した。東京大の伊藤元重名誉教授(国際経済学)は「日本経済の展望と東北の復興」と題して講演した。