【東京支社】東京六大学野球の舞台で、立教大2年の伊藤智也内野手(20)=高田高=が活躍している。激しいレギュラー争いを勝ち抜き、秋季リーグは自己最多の10試合中7試合に先発出場。右の強打者としてチームに貢献する。陸前高田市出身で、東日本大震災直後は練習場所がなくなるなど困難に見舞われたが、全国から多くの支援を受けてプレーを継続。感謝を胸に、被災直後から現在も古里に寄り添う活動を展開する同大で飛躍を誓う。

 伊藤選手は今年春からベンチ入り。秋季リーグは7番三塁手で東大戦に先発し、2安打3打点の活躍で開幕戦勝利に導いた。7試合で打率1割9分と満足できる結果ではないが、経験を来季へ生かす覚悟だ。

 立教大は2017年全日本大学選手権を制し、所属選手約150人の名門。六大学は毎年、プロ野球選手を輩出する全国屈指のリーグだ。伊藤選手は「どうやったら強いスイングができるか」を考え、同じ高田高出身で、4年の学生コーチ山口直樹さん(22)らに練習相手になってもらい、遅い球をしっかり捉える練習に励んだ。

 2年生ながら、貴重な右の強打者としてスタメンをつかんだ伊藤選手を山口さんは「左打者が多いチーム。右打者でパンチ力があり、強いスイングができる」と評価する。