花巻労働基準監督署(川上明署長)は、1~8月に管内で発生した全労働災害(休業4日以上)の30%超を占める転倒災害の抑制のため、事業所向けに「予防体操」の普及を図っている。定年延長する事業所も多く労働者の高年齢化も増加要因の一つ。職場内で滑りやすい、つまずきやすい場所を示す「危険マップ」を掲示し労働者に心掛けを促すことも含め、心と体両面での備えを呼び掛ける。

 同労基署管内の1~8月の転倒災害(休業4日以上)に遭ったのは64人(前年同期47人)。全労災202人の31・7%(同24・9%)を占める。

 全労災に占める転倒の割合は、年代別(昨年)は10・20代17%、30代9%、40代17%、50代31%、60代28%、70・80代42%と年代とともに高まる傾向。年別は2013~15年は20%台前半、16年26・1%、17年24・1%と近年は20%台の中盤だ。

 周知を図る体操は▽両手を広げて片足立ち▽右肘と左膝、左肘と右膝を交互につける足踏み運動▽両手を地面につけてしゃがむ姿勢から片足を後ろに伸ばし腰を低くする足の付け根の筋肉ストレッチ-の三つ。朝礼時にラジオ体操にこれらを加えるよう勧めている。