宮古観光文化交流協会(沢田克司会長)などは15日、宮古市の閉伊川流域の観光資源を開発するための現地視察研修会を初めて開き、大峠ダムや蟹岡(かにおか)の滝などの景勝地を訪れた。復興支援道路として整備が進む宮古盛岡横断道路は2020年度内に開通予定で、開通後に閉伊川流域が「通過するだけの場所」にならないよう、観光客呼び込みに向けた可能性を探った。

 陸中海岸魚彩王国実行委の会員も含め14人が参加。最初は同市平津戸の大峠ダムを訪れ、色が変わり始めた紅葉と流れ落ちるダムの水流を間近で感じ、会員らは歓声を上げた。

 閉伊川沿いの旧道を通って紅葉スポットなどを回り、同市夏屋の蟹岡の滝も訪れた。最後に同市茂市のポエムの森公園研修センターで観光開発に向けた意見を出し合った。

 大峠ダムの迫力や紅葉、ダムに向かう途中の旧道でJR山田線の通過列車を間近で見られるなどの魅力を共有。「遊歩道を整備しないと安全面で問題がある」「体験型の観光はできないか」「紅葉だけでない通年の話題が必要」などの声が上がった。