住田町教委は15日、同町世田米の住田高(鈴木広樹校長、生徒87人)に、生徒の放課後学習を支援する場を開設した。町教委が本年度採用した教育コーディネーターや町職員らが常駐し、学習相談に乗るだけでなくキャリア教育や観光事業などそれぞれの専門を生かして生徒がやりたいことを実現するための手助けをする。東日本大震災以降、少子化がさらに進む中、生徒数確保へ町が一丸となって将来につながる教育を後押しする。

 同日は同校敷地内の研修会館を午後4時から開放。集まった生徒はスタッフとの懇談室と自習室に分かれて思い思いの時間を過ごした。オープンに向けて室内を整える準備を手伝った同校の水野沙香(すずか)さん(3年)は「くつろげる空間。自分のペースで勉強できそう」と今後の活用に期待を高めた。

 研修会館には教育コーディネーター小宅優美(おやけゆみ)さん(26)のほか、一般社団法人邑サポートや町観光協会の職員、町内小学校の学習支援員が交代で常駐。町教委は今後、若手の町職員もボランティアで送り込み、人生の先輩として生徒との交流を促す。小宅さんは「住田高を卒業してよかったと思えるよう、何かをやりきる経験や思い出づくりを支えたい」と意気込む。