北上市村崎野の写真家高橋怜子さんは、米国の写真雑誌ナショナルジオグラフィック(ナショジオ)主催の写真コンテスト「ナショジオ・トラベル・フォトグラファー・オブ・ザ・イヤー」で、日本人で初めて2018年の年間グランプリに輝いた。水中写真の魅力に引き込まれ昨年、会社員から転身しての快挙。高橋さんは「一度しかない人生を楽しみ、多くの人に感動を伝えたい」とカメラを構える。

 コンテストは人物を写す「ピープル」、自然の「ネイチャー」、都市の景観などの「シティーズ」の3部門で行われ、今年は全世界から約1万6千点が集まった。高橋さんはネイチャー部門に応募し、3部門それぞれの1位から選ばれるグランプリに輝いた。

 写真は2月に沖縄県久米島町近海で撮影。シュノーケリングで潜り、ザトウクジラの子どもが海面で息継ぎする瞬間を真後ろからとらえた。「クジラの習性などはプロから学んだ。チャンスは数回しかなく、撮れた時は『やった』と思った」と振り返る。