新岩手農協(本所滝沢市、小野寺敬作組合長)は、久慈地域産の寒締めホウレンソウの機能性表示食品登録を目指している。目に良いとされるルテインが豊富で、消費者庁に申請済み。早ければ来年1月の表示販売を目指す。同庁ホームページによると生鮮食品では県内初、生鮮の葉物野菜としては全国初の登録となる。健康志向の高まりで機能性表示食品の人気は高く、販路拡大に直結する。

 登録を目指すのは久慈、洋野、野田、普代の4市町村産。ルテインは失明につながる加齢黄斑変性の予防に効果があるとされ、登録後は包装に「ものをはっきり見る能力が改善」「眼(め)の健康が気になる方に適した食品」「100グラム当たりルテイン6ミリグラム」などと表示できる。9月下旬に同庁へデータを提出しており、順調に進めば来年から表示付きで店頭に並ぶ。

 機能性表示には天候や産地、生産者を問わず成分を一定量以上含むことが必要で、加工品より生鮮品のハードルは高い。分析した岩手生物工学研究センター生物資源研究部の矢野明部長によると、同地域産は場所を問わず、12~2月をピークとする収穫期を通じて100グラム当たり7~9ミリグラムのルテインを含んでいる。