遠野市土淵町の伝承園(菊池美保支配人)は、市の主要作物ホップを使ったアイスクリームを開発し、販売を始めた。地元土淵小(阿部真由子校長、児童90人)児童の発案で、甘いバニラアイスにほんのり苦味が漂う爽やかな味わいが特長だ。遠野緑峰高をはじめ、若い力の躍動で特産品のブランド化が進む遠野に、新たな魅力を発信する逸品が加わった。

 アイスは粉末化したホップが練り込まれ、ほのかにみずみずしい香りが漂う。約半年かけて苦味を調整。甘さ控えめ派も、甘党も満足できるバランスに仕上がっている。

 アイデアはホップの新たな活用や商品開発に取り組む同校の生徒と同小児童が共同で行った授業の中で生まれた。発案した留場隆成(りゅうせい)君(6年)は「ホップを使った食べ物は苦味が強くなりがち。アイスなら絶妙なバランスを出せると思った」とはにかんだ。

 カップのデザインは荒川颯音(かざね)さん(同)が担当。「観光客に産地をイメージしてもらえるよう工夫した」と、遠野の雄大なやまやまと緑がまぶしいホップ畑を描いた。

 1個税込み350円で、販売は伝承園のみ。問い合わせは同園(0198・62・8655)へ。