三陸鉄道(本社宮古市、中村一郎社長)は12日、三陸の森林(もり)・メッセージつり手列車の運行を開始した。宮古地域の豊富な森林資源を活用し、南北リアス線の車両に木製の列車用つり手を設置。全国初の試みで関係者は木のぬくもりを感じ木材に親しんでほしいとPRする。

 宮古駅で行われた出発式では同市の赤前保育園(小関憲一園長、園児57人)の年長組13人が歌や踊りを披露し盛り上げた。つり手列車は北リアス線に3両、南リアス線に2両を配備し、毎日運行する。

 つり手は、クリやホオノキ、ナラなど広葉樹5種を使用。三陸を象徴する南部鼻曲がり鮭(ざけ)形とラグビーボール形があり樹種の特徴をイメージし「純粋な心」「優しい心」などとメッセージも書かれている。

 県宮古農林振興センターが県内5社に制作を依頼。つり手は縦約17センチ、横約27センチ、厚さ約3センチで難燃剤を組み合わせ燃えにくく、抗菌性に優れている。