【東京支社】第4次安倍改造内閣で就任した柴山昌彦文部科学相は11日、報道各社のインタビューに答え、国際リニアコライダー(ILC)誘致に関する政府判断について「巨額の投資が必要で、国際協力や国民の理解が不可欠だ。日本学術会議の報告書をしっかりと見て、調整を進めたい」と強調した。

 柴山文科相はILC計画について「全長数十キロの直線上の加速器を造り、宇宙創生の謎を解明する壮大な計画。巨額投資が必要で、一国では実現できない。国際協力が不可欠で、国民の理解も必要だ」と指摘。国内外の研究者が年内の政府判断を求めており「日本学術会議で審議が行われている。回答を待ち、政府として調整をどうするか検討したい」と述べた。

 2020年の世界文化遺産登録を目指す御所野遺跡(一戸町)を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関しては「(同時期の登録を目指す)自然遺産候補『奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島』(鹿児島、沖縄県)と調整するプロセスになっている。なるべく早い時期に絞り込む事が求められているが、閣議で決めるまでにはまだ調整が必要だ」と語った。