「カメ吉」は雄、それとも雌-。久慈市侍浜町の久慈地下水族科学館もぐらんぴあ(宇部修館長)で人気を集めるアオウミガメのカメ吉の性別が来春にも判明する。同館での飼育は約10年。同館飼育員の日当(ひなた)春樹さん(47)とカメの研究者の交流をきっかけに検査することになった。

 検査は東京大大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター(大槌町)の福岡拓也特任研究員(29)の協力で実施。9月中旬、同館でカメ吉の血液を採取した。血液は福岡研究員が共同研究を行う他大学に送り、来春までに男性ホルモンの濃度を測定する。アオウミガメは雄の方が尾が長いが、特徴が出るのは甲羅が80センチ以上の成体になってからといわれている。カメ吉は体長約75センチで、見た目では判別できなかった。

 日当さんと福岡研究員が出会ったのは2015年。日当さんの元に、漁業者から定置網に引っ掛かった別のカメの引き取り依頼があった。カメの前足にはタグが装着されており、福岡研究員が同研究所のプロジェクト調査で放流していたうちの1匹だと判明。そこから2人の交流が始まり、カメ吉の性別が分からないと聞いた福岡研究員が検査に協力することになった。