一関市は10日、同市萩荘の一関工高(藤原修校長、生徒423人)で、土木科2年生28人を対象に国際リニアコライダー(ILC)関連講演会を開いた。地元へのILC誘致実現を見据えた関連業者の講演を通じ、自分たちの未来の職業を思い描いた。

 市長公室次長兼ILC推進課の小野寺順子課長がILCの仕組みやスケジュールなどの概要を説明。誘致が実現すれば大規模なトンネル工事が必要となることから、宮古盛岡横断道路新区界トンネルJV工事事務所の西川幸一所長が基調講演した。

 西川所長はトンネル工事の工法や生活と土木業の関わりを解説。ILCについて「20キロ規模のトンネルは世界でもなかなかない。夢のような開発の一つだ」と訴えた。

 小野寺良太郎さんは「ILC誘致が実現して東北が活性化すればうれしい。将来はものづくりに携わりたいと考えており、トンネル工事も魅力的だと感じた」と夢を膨らませた。