岩泉町乙茂(おとも)の介護老人保健施設ふれんどりー岩泉を運営する緑川会(斉藤純理事長)と、近接する岩泉乳業(山下欽也社長)は9日、災害時の避難に関する協定を締結した。2016年8月の台風10号豪雨では、同法人が運営していた同施設向かいの高齢者グループホーム「楽(ら)ん楽(ら)ん」で9人が犠牲となった。教訓を踏まえ、安全安心なまちづくりへ連携を図る。

 協定は火災や風水害などが発生した場合、同社が施設入所者らの避難誘導を行ったり、災害対応に必要な人員を派遣する内容。合同の防災訓練も毎年行う。

 同施設によると、入所者85人のうち、車いす利用者は約7割を占める。岩泉乳業の従業員は54人で、平均年齢は30代後半。午前6時~午後6時の時間帯は同社に従業員がおり、避難誘導での活躍が期待される。

 協定書の締結式は、関係者約20人が出席して同施設で行われ、斉藤理事長と山下社長が調印した。