【札幌市で東京支社・斎藤孟】「岩手の皆さんに本当に感謝したい」。プロ野球西武の菊池雄星投手(27)=花巻東高=は30日、プロ9年目で初のリーグ優勝に輝いた。鳴り物入りでプロ入りしたが、結果が出ず苦しんだ時も。古里への思いを胸に努力を重ねた岩手の左腕が、ついに北の大地で頂点の喜びに浸った。

 札幌市での日本ハム戦は敗れたが、2位のソフトバンクも敗れたため優勝が決定。菊池投手は試合後ベンチに現れ、仲間と笑顔で握手。辻発彦監督の胴上げでは、バックスクリーンに向かって笑顔で万歳した。

 菊池投手は「今年に懸ける思いは中途半端じゃないものがあったのでほっとしている。やっぱり、結果が出ない時期もずっと温かく応援してもらっていたので乗り越えてこられた。岩手の皆さんに本当に感謝したい」と古里へ語った。

 2009年春の甲子園で準優勝し、夏は4強入り。本県高校球界に金字塔を打ち立て、同年のドラフトでは6球団が1位指名した。「10年に1人の逸材」と注目されたが1年目は左肩痛のリハビリに費やし、13年に9勝を挙げるも翌年は5勝止まり。主戦と期待されながら結果が出なかった。苦しい時に胸にあったのは、古里の声援だった。