大型で非常に勢力が強い台風24号が接近した30日、県内では、各避難所に身を寄せた住民たちが不安な夜を過ごした。

 軽米町は同日午後5時、4地区の552世帯1335人に避難勧告を出した。同町の小軽米小屋内運動場には午後10時現在、6世帯12人が避難。山田静子さん(71)は「1人暮らしなので怖い。大きな被害がなく、通り過ぎてくれるのを祈る」と神妙に語った。

 北上市は16カ所に開設。同市更木の特別養護老人ホームでは、地元の八重樫陽子さん(78)が「自宅が川の近くにあり心配だが、早めに避難でき一安心」と体を休めた。矢巾町南矢幅の町保健福祉交流センターでは、同町又兵エ新田の浜端チヨさん(78)が「水やお茶を持ち、薬も3日分をリュックサックに詰めて来た」と明かした。