【ビショフスホーフェン(オーストリア)共同】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は6日、オーストリアのビショフスホーフェンで伝統のジャンプ週間最終戦を兼ねた個人第11戦(ヒルサイズ=HS140メートル)が行われ、小林潤志郎(雪印メグミルク、盛岡中央高-東海大)は126・5メートル、134・5メートルの合計255・4点で7位となった。ジャンプ週間総合は4位で、日本勢19季ぶりの表彰台を逃した。 

 ソチ冬季五輪2冠のカミル・ストッフ(ポーランド)が132・5メートル、137メートルの275・6点で勝ち、史上2人目のジャンプ週間4連勝で総合2連覇。小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高)は120メートル、125メートルを飛び20位となった。ジャンプ週間総合は22位。

 竹内択は35位、作山憲斗(ともに北野建設)は43位、45歳の葛西紀明(土屋ホーム)は48位で2回目に進めなかった。

 表彰台逃し悔しさ

 わずか0・2点差で涙をのんだ。66回目を迎えた伝統のジャンプ週間で、小林潤志郎(雪印メグミルク)は4試合の合計得点で争う総合成績は惜しくも4位。最終第4戦で逆転され、日本勢では1998~99年シーズンに総合2位の葛西、同3位の宮平秀治以来の表彰台を逃し「いったかなって思ったけど…」と残念がった。

 助走路が長く、傾斜が緩やかな独特の台に苦戦し、総合3位で迎えた1回目はK点(125メートル)を1・5メートル越えるにとどまった。スタート位置が上がった2回目は助走の重心の位置を修正。飛距離も1回目より8メートル伸びて拳を握りしめたが、2回目に139メートルを飛んで最終戦2位となったファンネメル(ノルウェー)に僅差で抜かれた。

 試合前は総合2位と3・0点差。4位以下とは16点以上の差があった。日本勢19季ぶりの総合3位以内が見えていただけに「(2回目は)テレマーク姿勢を入れにいっちゃった。もう少し距離をいけた」と悔やんだ。

 昨年12月に一時帰国した際は調子が下がる不安もあったという。だが、出場全9戦でトップ10の安定感はいまや世界屈指だ。昨季は年末年始を国内で過ごした小林潤は「すごく成長できている」と胸を張った。

(共同=益吉数正)


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