花巻市石鳥谷町を中心に活動する賢治作品音読会(板垣寛会長、会員18人)は22日、2006年7月に活動を始めてから約11年半で100編目の音読を達成した。会員たちは宮沢賢治の言葉や想像力の面白さを共有し、言葉の持つ力を改めて体感した。

 同日は、同町好地の芽吹き屋茶室で第65回音読会を開き、15人が参加。同市南万丁目の元高校国語教師の石原黎子さん(71)を講師に100編目となる短編小説「氷と後光」を心を込めて読み上げた。

 1人1文、句点で区切って音読し「この若い夫婦は何か一大決心をしてこの汽車に乗っているのかもしれない」「トランクから取り出した『ようじ』は、歯ブラシではないか」などと情景や賢治の意図を想像しながら作品を楽しんだ。