台風18号の接近を受け、県風水害対策支援チームは17日、県内全市町村に早期の警戒体制確立と避難準備・高齢者避難開始の発令を助言した。実際の災害に伴い同チームが助言したのは、6月の設置以来初。昨年の台風10号豪雨で被災した沿岸市町村を中心に午後9時現在で12市町村が避難準備・高齢者等避難開始を発表し、多くの高齢者が風雨の本格化前に避難した。

 岩泉町小本のあお空グループホーム小本(腹子晴美センター長)と小規模多機能センターあお空(同)は午後6時ごろ、重度の認知症の人を含む利用者30人が同町小本の小本津波防災センターに避難。職員15人が約30分間で避難させた。

 大勢で夜間避難したのは東日本大震災以来2度目で、腹子センター長(52)は「昨年の台風10号豪雨もあり、預かっている命に万一のことがあってはいけないと思い早めに避難した」と気を引き締めていた。

 県は同チームからの助言を受け、午後0時半に▽早期の警戒態勢確立▽明るい時間帯の避難準備・高齢者避難開始の発令-などを促す文書を全市町村にファクスし、担当者に電話した。