新聞記事を通して知った課題について発表する小幡小の児童

 【名古屋市で東京支社・鈴木優香理】第22回NIE全国大会(日本新聞協会主催)は4日、名古屋市の名古屋国際会議場で愛知県内の小中高校による公開授業や、教員と新聞社の関係者らがNIE(教育に新聞を)の実践例を議論する分科会を開き、2日間の日程を終えた。本県の参加者は来年の岩手開催に向けて意識を高めた。

 名古屋市の小幡小(中村美穂校長、児童664人)の4年3組34人は、新聞を活用して地域防災への理解を深める社会科の公開授業を行った。「備蓄品の管理」や「消防団員の減少」など新聞記事を通じて知った課題ごとに6班に分かれ、地域住民らを交えて解決策を考えた。

 次回大会は来年7月26、27の両日、盛岡市を主会場に開催。盛岡大会実行委委員長の藤井知弘岩手大教授(学校教育学)は「『新聞を使ったからこそ深く考えることができた』と子どもたちが実感できる『良い学び』をつくり、盛岡大会で発表したい」と意気込んだ。

 閉会式で岩手日報社の川井博之常務取締役は「東日本大震災の被災地の子どもたちは、多くの言葉に励まされて前を向き、教訓などを伝えている。来年は大槌町でも公開授業を計画中だ。岩手で会いましょう」と呼び掛けた。