プレゼンテーションを終え、制作したNIE全国大会盛岡大会のシンボルマークを手にする盛岡情報ビジネス専門学校の学生

 「全国大会を盛り上げよう」。来年7月26、27の両日、盛岡市を主会場に開かれるNIE全国大会盛岡大会に向けた取り組みが進んでいる。大会実行委員会と盛岡情報ビジネス専門学校(工藤昌雄校長、生徒399人)が連携した盛岡大会のオリジナルシンボルマーク作りが大詰めを迎え、同校デザイン系学科の17人がプレゼンテーション(プレゼン)を行った。毎年、各都道府県持ち回りで行われる全国大会で独自のマークを作るのは初めてとあり、学生は作品に込めた思いと工夫を熱く語った。

 シンボルマーク制作には同校デザイン系学科のグラフィックを専門に勉強する2、3年生が参加。プレゼンは23日、盛岡市中央通の同校の公開授業で行われた。

 会場には17人の19作品が並び、一人一人が発表。作品は「新聞」と「NIE」の文字の組み合わせや新聞紙で盛岡市の頭文字「M」をかたどったもの、新聞を読む読者、新聞紙をキャラクター化したものなど感性あふれるデザインが目を引いた。

 プレゼンでは「大会スローガンの『新聞と歩む 復興、未来へ』を意識し、これまでの復興と未来への足取りを表現した」「新聞らしさや、子どもたちが新聞から得る思考力、判断力、表現力などNIEの要素を表した」「大人の目も引くしっかりした形状、色使いを目指した」など、デザインに込めた思いや工夫した点をアピールした。

 一方「子ども向けのイメージと力強さの両立に苦労した」「視認性を良くするための色使いが難しかった」「数十の案を考えた上で絞った」など試行錯誤を重ねた制作を振り返った。

 指導に当たった盛岡市のホームシックデザイン代表で同校非常勤講師の清水真介さん(34)は「新聞、教育というテーマに対し論理的に形状と色を置き換え、良いロゴマークに仕上がっている」と学生の頑張りに目を細めた。デザイン科教員の小林史朗さん(37)は「デザインを作る上で、新聞が自分の世界に入り、その魅力を発見する機会になったようだ」と、制作作業が新聞を身近に感じる契機になったことを実感していた。

 シンボルマークの制作は、社会人を目前にした専門学校生に新聞への理解を深めてもらおうと大会実行委員会と同校が連携。学生は「まわしよみ新聞」などを通じ新聞の特長を学び、約1カ月かけデザインを完成させた。

 作品は学内選考で5点に絞り込み、7月下旬に最終選考し、大会1年前の同月26日までに決定する。