新聞の記事を選び、問題を考え、ワークシートを作る参加者

 県NIE協議会の小中学校教諭対象の研修会で、日本新聞協会認定NIEアドバイザーの女鹿芳文さん(県教委学校調整課主任指導主事)は「新聞は教材に適しており、子どもたちの心を動かす記事や写真がちりばめられている」と強調し、ワークシート作りのポイントを解説した。

 研修会は来年のNIE全国大会盛岡大会を見据え、矢巾町広宮沢の岩手日報制作センターで9日開かれ、約10人が参加した。女鹿さんは、日本新聞協会や各新聞社のホームページをスクリーンに映し、NIEコーナーを紹介。「実践事例や市販のガイドブックに優れた取り組みがあり、ヒントは多い」とし「参考にすることで、実践の幅が広がる」とアドバイスした。

 ワークシートのポイントを自らの経験を基に説明。「教科の枠にこだわらない」「自分の気持ちを書かせたり、調べて解答させる問題を入れる」と強調した。

 参加者はワークショップで、岩手日報や児童生徒向け新聞の記事を切り抜き、ワークシート作りに取り組んだ。出来上がったワークシートは2、3人のグループで、記事選択の理由や出題の狙いを発表。活用に向けて意識を高めていた。

参加者が作成したワークシート

 盛岡・羽場小の畠中知希教諭は、ミズスマシやアメンボ、虫の能力のロボットへの活用を取り上げた6月8日付本紙1面コラム「風土計」を切り抜いた。「ミズスマシ、アメンボの能力を生かしてどんなロボットを開発したいですか」などの問題を作った。

 同校では現在、青虫を育てているという。畠中教諭は「子どもたちに虫の優れた能力に興味を持ってほしいと考えた。算数なども問題を解く上で読解力は大切でワークシートで読む力を高めたい」と意欲を示した。