県内から世界の選手の活躍までを満載した岩手日報スポーツ面は、ダイナミックな写真から小さい記録まで網羅しています。運動部の細田清部長に、4月17日付の盛岡市内一周継走の紙面を中心に岩手日報のスポーツ面を解説してもらいます。

(読者センター・菅野寛子)

 -岩手日報のスポーツ面の特徴は。

 「県内のアマチュア選手からプロ野球日本ハムの大谷翔平選手(花巻東高)ら全国で活躍している本県出身のプロ選手、さまざまな競技の全国、世界の各大会まで幅広い記事で構成しています」

 -記事の構成を教えてください。

 「本記・リード、戦評やレース経過、雑観、囲み記事、記録などで構成します。記録のみ、本記と記録、大きなニュースは全て掲載など、そのときの価値判断によって掲載形式は異なります」

 「盛岡市内一周継走を取り上げた4月17日のスポーツ面は、男女6部門に出場した全チームの記録を網羅し、レース経過、優勝チームの囲み記事、監督のコメント、チーム写真などでつくりました。個人で目立つ活躍をした選手のコメントは『ボイス』として紹介しています」

 -写真がダイナミック。

 「決定的瞬間を逃さないように動きのある写真を撮るように心がけています。撮影場所を数カ所設けるなどバリエーションを豊富にしています。数百枚撮っても使うのは1枚だけ…ということもあるんですよ」

 -記録もたくさん載っています。

 「記録入力が専門の部員が2人います。若いアマチュア選手には掲載を励みにしてもらい、刺激を受けてさらに頑張る糧になれば-との願いから県人の記録掲載にはこだわっています。共同通信から配信された全国大会の記録も県出身選手が出場していないかチェックし紙面化します」

 -読者にはどのように読んでほしいですか。

 「岩手の選手を応援することを第一にしています。選手にはどんどん頑張ってほしいし、読者の皆さんには選手のドラマ、読み応えのある記事をお届けするので、大きな記事から小さな記録まで楽しんで読んでください」

記録もしっかり

 試合や選手のドラマがいっぱいのスポーツ面。4月17日付の「盛岡市内一周継走」は写真を中心とした特集面も作り、大きく報じました。

 「少子化の中、中学生の参加が以前より増えている大会。中学生チームをメインにして扱いも大きくし、2位の雑観も載せました」と細田部長は説明します。

 表情豊かな応援団の写真や内陸の学校が沿岸の学校を応援したエピソード、台風10号被害を乗り越え初出場した岩泉高など、勝ったチーム以外も手厚く報道しました。「目の前のレース、ただ頑張った-ではつまらない」と細田部長。勝負やレースの背景まで読み応えがある紙面展開になりました。

 全国のスポーツニュースも扱うため、整理部との連携も欠かせません。記録を丹念に追うのも楽しさの一つ。派手ではない仕事にも気を抜かない運動部は1984年設置で、地方紙としては伝統ある部。充実した紙面を目指しています。