岩手日報・声欄へ積極的に投稿、全員掲載を達成した松園小6年生

 盛岡市の松園小(高橋真司校長)の6年生50人(2学級)は、岩手日報の投稿で全員が紙面掲載された。初の採用からコツコツ1年以上続けての達成。見守る教諭らは「国語力の向上に加え、投稿で交流も広がった」と高く評価する。

 同校はNIEの実践指定校。各紙を使い記事スクラップなどに取り組むが、中嶋一良教諭の指導で新聞の発信力にも注目。「自分が紙面に登場してみよう」と、5年生の2学期から本紙声欄へ投稿を始めた。作文には総合学習の時間を充て、休日に自主的に投稿する児童もいる。

 テーマの多くは、学校行事や工場見学など児童が日常感じたことで、少しずつ採用が増えていった。中嶋教諭によると、特別な文章指導はしなかったが掲載が励みになり、クラスメートの掲載文を読むことで自然と読解力や書く力が磨かれた。全員が掲載されたことが分かると、教室は歓声に包まれたという。

 我妻莉玖(りく)君、佐々木彩日(あやか)さんは「読む人を意識した文章を心掛けている」と言い、家族をはじめ、地域の人や転校する前の知り合いらの反応も喜びになった。自分を見詰める機会として、中学でも投稿を続けたいと思っている。

 高橋校長は「投稿を読んだ地元や他校から反響や照会もあり、開かれた学校づくりにもつながる」と話している。