一戸町の御所野遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録推薦書案作成プロジェクトチーム(PT)は18日、盛岡市盛岡駅西通のマリオスで最終会議を開いた。推薦書案について「集落」という観点を軸に全17遺跡の価値や関連性を分かりやすく説明する方向性を確認。全体の価値を視覚的に伝える図表も作成する。年明けから執筆作業を行い、本年度中に文化庁に推薦書案を提出する。

 4道県、関係市町の担当者ら約30人が出席し、御所野遺跡など6遺跡の担当者が特徴や保全状況などを報告。全4回のPT会議のまとめとして、推薦書案の記載内容などについて非公開で討論を行った。

 座長の岡田康博青森県世界文化遺産登録推進室長によると、北海道・北東北地域は縄文時代の始まりから終わりまでの集落の変遷を気候・環境変動との関係性を含めて説明できる。「変遷の過程をそれぞれの遺跡がどのように示しているか」を分かりやすく説明することで、全17遺跡の価値や顕著な普遍的価値(OUV)との関連性、地域の特異性を具体的に示していく。